簡易無線 免許局
簡易無線 免許局とは?
免許局は、主に法人や組織、団体が業務に利用することを目的とした無線機です。
5Wの高出力機種が主となり、離れた場所や、階を隔てた場所間での通信に向いています。 チャンネル数が最大100chと最も多いため混信に強く、無線機を使用する団体が多い大規模施設など、混信しやすい場所ではチャンネル数の多さが強みとなります。
利用する個人が資格を取得する必要はありませんが、無線機1台1台に免許が必要となります。免許された団体に所属している人しか使用できないため、レンタルでのご利用はできません。また、他人に貸すことも違法です。
簡易無線 免許局の通信距離
簡易無線 免許局(5W)の通信距離目安は以下の通りです。
見通しのよい場所:約5km
市街地:約1km~2km
郊外地:約2~3km
ビル内:15~20フロア
※地下、吹き抜け無し
簡易無線 免許局のチャンネル数
免許局のチャンネル数はデジタル65ch、アナログ35ch(アナログは2024年12月から使えなくなります。開設は2021年9月以降認められていません。)と合計で100ch使用できます。
一方、同じ簡易無線の登録局で利用できるチャンネル数はデジタル30chです。近くに同じチャンネルを使っている人がいると混信の原因となるため、チャンネル数が多いことは混信に強い、と考えることができます。
簡易無線 免許局に必要な手続き
免許局を使用する場合、個人で資格を取る必要はありませんが、総務省総合通信局に「免許申請」を行う必要があります。
この免許は無線機1台1台に必要で、無線機は免許された法人などの団体に属する人同士の通信に利用が限られます。
簡易無線 免許局が利用されているシーン
警備業 / 物流業 / ビル管理業 / 清掃業 / ホテル業 / 大型ショッピングセンター / 製造業 / アミューズメント業 / ゴルフ場 / 建設業 / 学校・教育産業 / 緊急災害時用 など