用語集
G
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GPS
Global Positioning System:地球の周回軌道上の衛星から送られるデータから、地上の位置を測位するシステム。GPSデータを電波で相手に送ることも可能。
U
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UHF
Ultra High Frequency:極超短波。生活に密着した電波帯で、業務用無線のほか地上波テレビ、携帯電話、Bluetooth、RFIDなどに使われている。
V
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VHF
Very High Frequency :超短波。UHF帯よりも低い周波数帯で業務用無線のほか、FM放送、防災無線などで使用される。
あ
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アイピー無線
携帯電話網などを利用して、音声やデータををVoIP化して伝送する無線通信サービス。携帯電話キャリア提供するサービスエリアが通信範囲となる。
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アンテナ
無線機における電波の出入り口。最も効率の良いアンテナの長さは、波長の2分の1または4分の1。
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アルインコ
大阪府大阪市に本社を置く無線機メーカー。特定小電力無線機のラインアップが豊富。
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アイコム
大阪府大阪市に本社を置く無線機メーカー。IP無線やネットワーク系の無線機に強みがある。
い
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インピーダンス
電気回路上で抵抗値をあらわすもの。電流の流れにくさを数値で示します。
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インターナルマイク/スピーカー
無線装置内部に設置されているマイクやスピーカーのこと。オプション、アクセサリ類は外部マイク/スピーカーとなる。
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インカム
業務で用いられる通信機器で、複数のスタッフ・メンバーが相互に連絡をとりあうための電話装置。
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イコライザー
音声の録音・再生時に補正をおこなう装置。
う
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ウルトラスタビーアンテナ
モトローラ製品の通称で、スタビーアンテナのさらに短いサイズのもの。
え
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エムシーエー無線
マルチチャネルアクセス無線。日本では1980年代に実用化された複数の通信チャネルを多数の利用者が共用する業務用移動通信システム。
お
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オートチャンネルセレクト
使用したいチャンネル、空いているチャンネルを自動的に探して選択する機能。
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オートチャンネルスキャン
あらかじめプリセットした複数チャンネルを自動的にスキャンをし、信号が入ったチャンネルを探す機能。
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オルタネーターノイズ
クルマのオルタネーターが発するノイズ。配線の状況では車載無線機のスピーカーから発することがある。
か
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乾電池ケース
無線機を乾電池で運用するときに使用する乾電池収納ケース。災害時など、充電できないことも想定されるので、ぜひご用意ください。
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簡易無線
Convenience Radio(CR)と呼ばれ、簡易な業務用を目的として利用される無線従事者免許を必要としない無線。
き
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キーロック
無線機のボタンやツマミをロックすることで、誤作動を防ぐための機能。
く
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クローン
無線機の設定などをコピーして他の同種の無線機にコピーすること。
け
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ケンウッド
JVCケンウッド。神奈川県横浜市に本社を置く無線機メーカー。老舗のメーカーで、デジタル技術に優れている。
こ
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交流
alternating current:(AC)は、電気の流れる向きや電流・電圧が一定でなく、変化している流れ方。家庭用の電気コンセントはAC電源で、プラグをどちら向きに差しても電流が流れるようになっています。
たとえば、家庭で利用する電気は、すべて交流です。 -
コーディック
音声コーディック。デジタル無線機で音声を送信する際の、圧縮・展開の技術。無線機の要となる技術のひとつ。
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子機
基地局や固定局、指令局、親局に対応する名称。移動して運用する無線機端末に用いる名称。
さ
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サーチ機能
スキャンと混同されることが多いが、特定の範囲を探索するのがサーチ、プリセットされたものを探索するのがスキャン。
し
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CSR
神奈川県相模原市に本社を置く無線機メーカー。業務用無線機と音響機器を扱う新興メーカー。
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シンプレックス
単方向(単信・単向)の通信のこと。
す
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スタビーアンテナ
モトローラ製のショートアンテナの別名。
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スタンダード
八重洲無線、バーテックススタンダード、日本マランツなどが所有した無線機ブランド。現在では株式会社CSRが扱う。
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スタンドマイク
無線機の業界では、デスクトップ型のマイクを指すことが多い。
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スキャン機能
サーチの項目を参照。
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スプリアス
不要輻射。送信機から発射される電波のうち目的外の余分な成分の電波。電波にはある程度のスプリアスは含まれるが、制限をこえるものは規制される。
せ
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セットモード
無線機を使用環境や好みの状態にあわせてカスタマイズする場合に使用する機能。
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セカンドPTT/セカンダリPTT
2番目の無線機のPTT(プレストークボタン)のこと。通常のPTTとセカンドPTTは異なるの周波数(電波)を送信する。
そ
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送信ボタン/PTTボタン
電波を送信する際に押すボタン。無線機本体や外部接続のマイクなどにある。
た
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単一指向性
ある方向からのみ高感度となる(マイクやアンテナ)。対語は双方向性、無指向性。
ち
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直流
Direct Current(DC)は、電気が流れるときに、向きや大きさ、勢いが常に変化せず一定である電気の流れです。乾電池などのバッテリーはDC(直流)です。
つ
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通話品質
無線機のカタログや説明書では、通話の内容が判別できる度合いを通話品質が良い、悪い、と記します。
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通信距離
無線機のカタログや説明書では、電波が届き、無線機での通話が成立する物理的な距離を指します。
て
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デジタル
状態を示す量を数値化して処理(取得、蓄積、加工、伝送など)を行う方式のこと。ノイズが少ない(ノイズ成分をフィルタして音声部分だけ再現出来る)、秘話通信がしやすい、文字も画像も音声も同じようにデータ化できるので1つのチャンネルで多彩な通信が出来る、などを始め、多くのメリットがあります。
⇔アナログ -
デュアルオペレーションモード
メモリーモードによりあらかじめ登録したメインとサブの2つの通話チャンネルを交互に受信し、そのどちらとも通信できる機能。
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デュアルモード
メモリーモードによりあらかじめ登録したメインとサブの2つの通話チャンネルを交互に受信し、そのどちらとも通信できる機能。
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電波
電磁波のうち、周波数3000ギガヘルツ以下、すなわち波長0.1ミリメートル以上のもの。
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電波法
電波を使用するにあたって守らなければならない法律。電波を公平かつ能率的な利用を確保することによって、公共の福祉を増進することを目的とした法律。
な
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内部マイク
無線機の本体に組み込まれたマイク。周辺機器として接続されたマイクは、外部マイクという。
に
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ニッケル水素電池
二次電池の一種で、プラス極にニッケル化合物、マイナス極に水素の化合物を用いた蓄電池。ニカド電池よりメモリー効果が少ないとされる。
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ニッケルカドミウム電池
ニカド電池ともいう。二次電池の一種で、プラス極にニッケル化合物、マイナス極にカドミウムを用いた蓄電池。大出力の放電が特長。
の
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ノイズキャンセル(キャンセラー)
無線機に内蔵される第2のマイクで外部周辺音を拾い、位相反転の技術でノイズを打ち消す作用。
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ノイズ
無線通信の分野では、伝送する音声情報と同時に送出される音声情報以外のもの。周辺の雑音や電気的雑音、音声以外の周波数成分など。
は
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ハムノイズ
ハム音ともいう。機器類の動作する音に混ざる低周波の音(ノイズ)。
ふ
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ブルートゥース
近距離無線通信規格のひとつ。2.4GHzの周波数を使い、数十mを通信範囲とする。無線機のオプションとしては、接続する相手機器とのペアリングをし、ハンズフリー通話などに利用する。
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ブラケット
支持具。取り付け金具。マイクを固定するマイクブラケット、車載無線機を固定するモービルブラケットなどがある。
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フィルター
ノイズを取り除くための電気的回路や装置であるノイズフィルターや、アンテナと無線機の間に入れて不要電波を取り除くバンドパスフィルターなどがある。
へ
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ヘリカルアンテナ
携帯型無線機、トランシーバーなどに用いられる。アンテナの素子をらせん状(コイル)に巻いて小型化している。
ほ
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ボックス機能
Voice Operation Control機能。通常PTTボタンを押して送信動作をするが、VOXの場合は発した声がPTTの押下動作となり、送信を開始するため、無線機やマイクに触れずしてオペレーションができる利点がある。
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ボリューム
無線機の音量調節装置。ダイアルツマミの機械式と、アップダウンボタンの電子式がある。
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ホイップアンテナ
携帯型の無線機や車載無線機の外部アンテナなど、細い線状のアンテナ。無指向性。
ま
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マルチチャネルアクセス無線
MCA無線。日本では1980年代に実用化された複数の通信チャネルを多数の利用者が共用する業務用移動通信システム。
※2024/9/3追記
MCAアドバンスは2027年3月31日、デジタルMCAサービスは2029年5月31日にサービスを終了することが決定しており、現在新規契約の受付は行っておりません。 -
マンダウン機能
無線機を体に装着した状態で倒れるなどし、一定の時間無線機が傾いたままの場合、自動検知してアラームを発する機能。相手側に異常な状態が発生したことを通知する。
む
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無線局
「無線局」とは、無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体をいう。但し、受信のみを目的とするものを含まない。(電波法)
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無線通信
電波を利用するなどし、音、信号、データなどを伝達する経路に線を使わない電気通信。
め
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メモリー効果
蓄電池の容量を使い切らずに充電を繰り返すと、容量が残っている状態をゼロと判断し、蓄電池の全体容量が低下する現象。蓄電池が残量のある状態をゼロとメモリーしてしまうことからの名称。
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免許局
法人・団体・個人を問わず、業務で無線機を使用する場合に、免許を取得して運用する無線機のこと。電波を送信する装置と、それを運用する組織・個人に免許が必要となる。
も
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モービル
車載型無線機のこと。
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モトローラ
アメリカの旧モトローラは2分割され、無線事業はモトローラ・ソリューションズが引継いでいる。
や
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八重洲無線
東京都品川区の無線機メーカー。堅牢な業務用無線機に定評がある。
ゆ
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ユーザーコード通信
同じユーザーコードを設定した無線機同士で通信をおこない、異なるユーザーコードとグループ分けする方式。
ら
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ラジアル
アンテナの給電部付近に放射状に取り付けるエレメント。アースの働きをする。
り
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リグ
アマチュア無線をおこなうひとが所有する無線機などの総称。
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リチウムイオン電池
軽くて小さいながら、蓄電容量が大きい2次電池として汎用的に利用される。プラス極とマイナス極の間をリチウムイオンが移動することで充放電をおこなう。
れ
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レンタル無線機
レンタルで利用できる無線機。登録局や特定小電力無線など、免許を必要としない無線機であればレンタルは可能。
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受信機。送信する回路を持たない受信する専用の機器。
レシーバー
ろ
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ローテーター
指向方向を変化させるためにアンテナを回転させる装置。
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ローンワーカー機能
あらかじめ設定した時間に無線機の操作(PTTボタンの押下)がおこなわれなかった場合、緊急通報アラームを無線機が送出する機能。
わ
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ワッチ
受信すること。Watchから派生。 デュアルワッチ(二波同時受信)などと使う。