無線機本体での通信ができない場合の検証方法
無線機本体同士での通信ができない場合の検証方法についてご説明いたします。
無線機同士で通信ができない原因として考えられることは、次の通りです。
- チャンネルの不一致
- ミュート状態になっている、ボリュームが適切でない
- ユーザーコード、グループコードが不一致
以上の3点についてそれぞれの検証方法をご紹介いたします。
チャンネルの不一致の検証方法(00:42)
不調の無線機と正常に動作している無線機の2台を用意します。
両方の無線機の電源を入れて液晶を確認し、表示されているチャンネルが同じかどうかをご確認ください。
表示されるチャンネルが一致していない場合は、選局ツマミまたはアップダウンキーなどでお互いのチャンネルを一致させ、再度通信できるかどうか確認します。
これで通信ができるようになれば、原因はチャンネルの不一致であったと考えられます。
音声再生の検証方法(01:27)
チャンネルが同一で、一方の受信ランプが点灯や点滅しているにもかかわらず音声が届かない場合は、ボリュームが絞られている、またはミュート(MUTE)の状態である可能性があります。
ボリュームツマミをひねるか、
アップダウンキーを操作して、音声出力の状態を整えてください。
ミュートになっていた場合は、多くの機種では電源を切ることによって解除できます。
電源を切っても解除できない場合は取扱説明書をご覧になるか、当社までお問合せ下さい。
ユーザーコード/グループコード不一致の検証方法(02:08)
チャンネルもボリュームも正常であるにもかかわらず通信できない場合は、
業務用機の場合はユーザーコード、特定小電力トランシーバーの場合はグループコードが一致していない可能性があります。
グループ通信や混信防止の機能であるユーザーコード・グループコードは、番号を一致させないと通信できない仕組みになっています。
ユーザーコード・グループコードを画面に表示させ、番号が一致しているかご確認ください。これらの設定方法や解除方法は無線機によって異なりますので、取扱説明書をご覧になるか、当社までお問い合わせください。
以上のことを確認しても通信できない、不調が改善されない場合は、無線機内部の故障の可能性があります。修理が必要となることもありますので、当社までお問い合わせください。